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Blog:西村一郎活動日誌

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「食べもの文化」2005年9月号原稿

今の子どもたちー「食」とくらし    (財)生協総合研究所 研究員 西村 一郎

1.夜型の生活スタイルが増えている

 就寝時間は、10時未満が92年の53%から02年に33%へと減少し、逆に10時以降に寝る子どもは47%から66%へと増加しています。性別でみると、9時前が男5%に対し女3%で、逆に11:30以降では男8%に対して女13%と、女の子がいくらか夜型です。大人が遅くまで起きていることや、深夜のテレビやラジオで遊ぶことなどによって就寝時間が遅くなり、夜型のパターンがさらに進んでいます。11時半以降に就寝している子どもは、全国平均で10.4%に対し、4個以上の不調症状をもっている子どもは15.9%となっていて、不充分な睡眠が健康にも悪影響を及ぼしています。

起床時間は、6:30未満に起床する早起きの子どもが、92年の34%から02年には17%へと半減し、逆に6:30以降に起きる子どもたちは66%から77%へと増加し、それだけ朝寝坊が多くなっています。6時までに起きるのは、男7%に対して女4%で、「早寝、早起き」タイプは男の方に多くなっています。夜食の利用や朝食抜きなどに影響が出ているようです。

2.    給食や夕食と比べ朝食前には食欲がない

96%の子どもは食べていますが、残り4%は朝食を食べていません。性別でみると男は5%、女は3%です。朝食をとらないと、1日のエネルギーや栄養素が不足し、体温の上昇がスムーズにいかず、運動や頭脳などへの悪影響も指摘されています。

朝食まえにおなかのすいていた子どもは68%で、給食や夕食に比べると空腹感は少なくなっています。起床してから朝食までの時間が短く、また排便をしていないことや、前日の夜食の影響などが考えられます。食べる意欲の少ない状態で食物を口に入れても、食事が楽しくないし、また栄養素の吸収にも良くない影響を及ぼすようです。食欲のない子どもの存在は、朝食が楽しくないと16%が答えていることにもつながっているようです。

3、給食の早食いで遊ぶ時間を確保

10分未満で早食いしている子どもは、男15%に対して女5%となっています。早く食べて友だちと遊びたいのでしょう。それにしても給食で米飯が週に3回ほどとなっていることを考えると、短時間にあまり噛まずに流し込んでいる男の子が多いことが気になります。全部食べると100%とし、半分を50%で、ほとんど残したことを0として給食で食べた量を単純計算すると、男90%と女88%となります。2割の女の子が半分残しているのは、スタイルを気にしてダイエットを意識しはじめていることが影響しているようです。

4、    塾やけいこ事で夕食は遅くなりがち

塾やけいこ事などでどこかに通っている子どもは、10年まえに比べて2ポイント下がっていますが、それでも男が77%で女が82%となっています。地域による差が大きく、97%とほぼ全員が通っている県もあれば、逆に半数程度のところもあります。さらに週4回以上通っているのは、男で31%と女で25%もいて、この子どもたちはほぼ連日出かけていることになるので、それだけ自由に使うことのできる時間が少なくなり、学校を終えた後も忙しいことがうかがえます。こうした忙しさが、夕食にいろいろな影響を与えています。ちなみに学習塾の利用に性別の差はあまりありませんが、稽古事は女で、スポーツクラブは男が多くなっています。

  

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